アルコール類を飲んだらその分主食を減らせばよい?

アルコール類は、ほとんどが穀類や果物を原料にして作られます。けれども、これがアルコール製品になると、エネルギーと糖類以外、ほとんど栄養素がなくなってしまいます。清酒やビール、葡萄酒にはごく少量のタンパク質、ミネラル、水溶性ののビタミンが含まれますが、焼酎、ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ジンなどの蒸留酒には、タンパク質もミネラルもビタミンも全く含まれません。

 

 これはエンプティカロリー食品と呼ばれ、御飯やパンを食べずにアルコール類ばかり飲んでいると次第に各種の栄養素が不足してきます。

 

特殊な場合にはあてはまるが・・・

 アルコールをたくさん摂る人に太り気味の人が多いのは、飲みながらエネルギーの高いものを食べたり、夜遅くに食事をしたりすることが多いためでしょう。もちろん、アルコール自体も高エネルギーです。

 

 逆に酒飲みなのにやせている人がいますが、こういう人は栄養のあるものを食べずに飲むことが多く、アルコールで最低限のエネルギーは確保しているものの、タンパク質をはじめ、ビタミン、ミネラルなどの栄養が不足していることが考えられます。

 

 糖尿病になっている可能性もあり、とても健康とは言えません。こうした状態は正しくは「やせている」ではなく、「やつれている」と呼びます。

 

出典  まちがいだらけのダイエット

鈴木吉彦 著 (株) 保健同人社 発行

 

 

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この記事を書いた人

鈴木吉彦医学博士。糖尿病分野で名医ランキング2016〜2023まで、常に掲載。Best Doctor  慶応大学医学部卒。
元、日本医科大学客員教授。現、HDCアトラスクリニック院長。
毎月通院糖尿病患者数1000名以上の糖尿病外来と併行しGLP1ダイエット外来の運用責任者
英文論文は沢山:IP:400以上。70冊以上の書籍の出版経験をもつ。累計100万部以上の書籍を出版。主たるサイト:
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https://www.glp1.com/
GLP1製剤「サクセンダ」について解説。未承認のGLP1製剤については、その危険性についても解説。現在、世界で最も注目されている糖尿病+肥満(Diabesity)やメタボ+肥満(Metabesity) を専門とする内科医師。
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