2021/02/06 15:03
当院の院長が2010年に執筆した
『こんなによくなる!糖尿病
驚きの「インクレチン」新薬効果』目次を掲載します。
この機会に、インクレチンの「GLP-1」について知識をご確認ください。
編集協力 漆原次郎
装丁・本文デザイン フロッグキングスタジオ
図版・イラスト 二階堂ちはる
こんなによくなる! 糖尿病 驚きの「インクレチン」新薬効果 目次
序章 新薬が糖尿病の常識をくつがえす 9
新薬がパラダイム転換を起こす 10
「インクレチン」が真の糖尿病治療を実現 11
東京の中心地の糖尿病センターから 12
血中の糖が減らない病が糖尿病 14
神経、眼、腎臓に合併症 16
大切な「ヘモグロビンA1c6・1%」という境界線 18
「糖尿病は治療できる」を実感してほしい 21
第1章 出逢いは「9・11」と「トカゲ」から 23
毒トカゲの唾液からインクレチンに似た物質が 25
インクレチンはブドウ糖が腸を通過すると出てくる 26
インクレチンに2種類、GIPとGLP−1 29
グルカゴンのようだけれど、グルカゴンと逆の働き 30
GLP−1には糖尿病を治す四つの特徴あり 31
あっという間に消えてしまう弱点も 34
毒トカゲの唾液はいちはやく新薬に 35
第2章 「高血糖のメモリー」消去へ。前人未到の挑戦 39
DPP−4がGLP−1の鎖を切ってしまう 40
「DPP−4阻害剤」が使われ始めた! 44
これまでの糖尿病治療には課題が 46
2型糖尿病の患者さんにもインスリン注射 48
「低血糖」が従来治療の最大の課題 49
DPP−4阻害剤は課題を解決した薬 50
もう一つのインクレチン新薬「GLP−1アナログ製剤」 54
GLP−1アナログ製剤に「使用上の注意」も 55
DPP−4阻害剤で勃起不全が改善! 57
発疹や便秘という副作用も 59
「糖尿病は不治の病」は「高血糖の記憶」説から 60
「高血糖の記憶」に挑戦する 62
第3章 患者さんが教えてくれた「前人未到への登り方」 67
5・6%以上で予備群、6・1%以上で糖尿病型 68
2009年12月「シタグリプチン」の投与を開始 71
おにぎり1個がフルコースに 72
ついに、5%台に突入! 75
5%台に戻れば合併症は治り出す 78
DPP−4阻害剤とメトフォルミンに相乗効果 79
“チャンピオン”は13%以上から5%台に 80
患者さん同士が励まし合う効果は大きい 83
「熱心な患者さんが増えてきました」 84
「ちょこちょこ」に「なるほど!」 85
「お腹が減ってきたら80キロカロリー」で低血糖を防ぐ 87
患者さんとともに前人未到の最高峰を登る 89
第4章 変わる、薬の使い方 91
「メトフォルミン」の活用でGLP−1の効果を引き出す 93
「SU剤」は切れ味を期待する場合に 94
「ピオグリタゾン」はメカニズムが異なる薬と併用する意義が高い 96
「速効型インスリン分泌促進剤」は低血糖が怖い方に 97
「α−グルコシダーゼ阻害剤」に水素ガス発生作用 98
「インスリン治療」は将来、単なる補充療法になるかもしれない 99
「GLP−1アナログ製剤」と併用できる治療薬 100
6カ月は使い続けてみてください 102
開業医が糖尿病を診療する時代へ 104
第5章 「糖尿病完治の時代」の未来像 107
「不治の病ではないことを知らなかっただけ」 108
「治療は根拠に基づくべき」 110
「本人が希望するなら、5・5%以下を目指してよい」 111
血糖値の降下目標を自分で選択する時代へ 112
いま、治療の基本は食事療法と運動療法 113
食事療法と運動療法は血糖値を「下げるため」から「上げないため」へ 114
「血糖値を下げる栄養指導の時代は終わりに近づいている」 115
「太るから糖尿病になる」のでなく「糖尿病だから太る」 116
真の治療が社会を救う 118
第6章 「治る」時代が目前に迫ってきた! 123
β細胞を増生することで糖尿病を治す 125
次世代新薬「SGLT−2阻害剤」誕生へ 127
「糖尿病は完治する」と誰もが思える時代がやってくる! 129
第7章 地球温暖化を前に夏には冷水の準備を 133
猛暑で運動不足、夏は治療の大敵 134
汗で水分が減り、血糖値が上がる 136
おしっこの量を見て水分補給の判断を 137
あとがき 141
朝日新聞出版、書籍 こんなによくなる!糖尿病 驚きの「インクレチン」新薬効果
2010年初版、著者:鈴木吉彦、目次ページより、引用転載

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